こんにちは、寺田部チャンネルです。
今回はチャンネル登録者数1,000人未満の弱小YouTubeチャンネルが意地でも自宅以外でライブ配信をするために考え出した方法とその道具について紹介します。
モバイルライブ配信の1番のハードルは登録者数1,000人以上
今日現在の寺田部チャンネル登録者数は342人となっていますが、
スマートフォンなどのモバイル端末でライブ配信が可能となる一番大きな要件としては登録者数が1,000人以上が必要です。
(正確には50人以上でも可能ですが以下の制限があるので”事実上”と考えてください)
実は要件に未達のチャンネルであっても「スマートフォンなどのモバイル端末でライブ配信」自体は可能ですが誰でも視聴が可能な「公開」は出来ず、特定の人しか視聴できない「非公開」に一旦アーカイブされます。
そして「非公開」でライブ配信を行った後に「公開」に切り替える必要がありますが、それだと事実上の「ライブ配信」ではありません。
パソコンを持ち出してライブ配信を行えばよいのでは?
それならばと私なりに思い付いた答えが「パソコンを持ち出してライブ配信をする」でした。
もちろん自宅の環境(デスクトップパソコン)を持ち出すのは無理があるので実際に持ち出すのはノートパソコンとなります。
そして持ち運ぶには「小型軽量」の「モバイルノートパソコン」が絶対条件となりました。
モバイルノートパソコンを選ぶうえで条件に挙げたのが以下の3項目です。
①画面サイズは13.3インチ、重量は1Kg以下
②Wi-Fi環境がなくても単体でインターネットに繋げることが出来る「LTE搭載モデル」
③CPUはIntel Core i5以上でメモリは16GB
この条件を満足させられるモデルを約2か月間掛けて探していきました。
見つけたのは「VAIO SX12」(2021/10発売モデル)です
自分で設定した条件ですが、かなりハードルを高くしてしまった様でして見つけるのに苦労しましたがその苦労に見合うモデルが以前の記事で紹介した「VAIO SX12」です。
条件の③CPUはIntel Core i5以上でメモリは16GBについてはその上を行くIntel Core i7-1195G7 プロセッサーでメモリは16GBとなっています。
場合によっては動画編集も行うことを見越して、より上位のCPUを搭載したモデルにしました。
予測外だったのはIntel第12世代搭載の新型モデルの発売は2022年の年末ごろになるだろうと考えていたのですが、まさかの購入して僅か2か月後の2022年7月だったことです。
今考えるとモデル末期だったためか、キャンペーンを実施していたのでかなりお得に購入できたのは怪我の功名と言えるかもしれません。
実際、性能も高く満足して利用しています。
パソコン内蔵カメラよりもミラーレスカメラの方が圧倒的に綺麗です
カメラは既に2台所有しているので新たに購入する必要はありませんでした。
SONYのミラーレスカメラ「α7」シリーズの「α7C」と「α7Ⅳ」です。
どちらも「フルサイズミラーレスカメラ」と言う種類のデジタル一眼カメラです。
レンズも交換式なので好みのレンズを使うことが出来ます。
撮影できる画質はそれはもう、パソコン内蔵カメラがかわいそうになるくらいの差があります。
その差についてはYouTubeで
【Web会議で劇的な差!!】内蔵カメラよりもデジカメをお勧めします/雲泥の差に愕然
という動画をアップロードしているので参考にしてみてください。
レンズは超広角ズームの17-28mm、標準ズームの24-70mmのこの2本がメインとなります。
その他にも単焦点35mmと望遠ズームの70-180mmもありますが焦点距離的にはYouTubeのライブ配信での出番は少なさそうです。
カメラとレンズについては話が終わらなくなるのでYouTube「寺田部チャンネル」をご覧いただけたらと思います。
思い切り沼に嵌まっています。
マイクはパソコン内蔵よりもカメラ用の外付けマイクが音質も良いです
パソコンにはマイクも内蔵されていますがweb会議程度であれば良いのですが音質が良いか悪いかで考えると悪い方に天秤は傾きます。
やはり配信するからには音質にもこだわりたいところです。
しかし持ち運ぶことを考えると、ここでも小型軽量であることが重要になります。
実際に卓上据え置き型のマイクを持ち運んだときはバックへの収納に困りました。
「ライブ配信にはDJの様なマイクを使わなければならない」という固定概念に囚われていたようです。
普段のYouTube撮影に使用しているカメラ用のマイクで問題は全くありません。
私が使用しているのはカメラから離れていてもBluetoothでワイヤレスで音声収録が可能な「SONY ECM-W2BT」です。
そのワイヤレス接続可能な距離は実に驚きの200m(障害物や電波状況により変化)です。
実際にはそれ程まで遠く離れて使用したことはありませんが20~30mなら全く問題ありません。
音質も今まで使用してきた実績があるので十分に納得できるレベルです。
その後更に音声品質の向上を考えて購入した「SONY ECM-B10」よりも撮影の自由度から現在もメインマイクとして活躍しています。
カメラを立てるために三脚も必要となります
屋外ではカメラを目線の高さまで持ち上げることが出来る「Ulanzi ZERO Y カーボン三脚」
カメラ機材では定評のある「Ulanzi(ウランジ)」の製品です。
カーボン素材を活かした軽量さと剛性感の高い作りが流石だと思いました。
さらに同等の他社製品が10万円近くするのに対して4万円弱と半額以下で手に入れることが出来るというから驚きです。
屋内なら卓上に置けるシューティンググリップ「SONY GP-VPT2BT」
カメラとBluetoothで接続し手元でシャッター操作や録画開始などの簡単な操作も可能なVlog用のグリップですが自立するので三脚としての使用も可能です。
難点は角度調整が10段階程度と自由度が低いことですが汎用性を考えると妥協できる範囲でしょう。
今後の検討材料としています。
ノートパソコンへの電源確保も重要です
web会議などのライブストリーミング中はCPUに負荷が掛かるためかなりの電力を消費しています。
室内であればコンセントがありますが屋外にはコンセントはありませんから自前で電源を確保する必要があります。
そこでノートパソコンへも給電が可能な大容量のモバイルバッテリーが必要だと考えました。
モバイルバッテリーと言えば最初に思いつくのは「Anker」ですが出力としては20W前後の製品がほとんどでノートパソコンを安定して稼働させるのに必要な45Wには程遠いです。
それならばパソコンメーカー製のモバイルバッテリーは無いかと探したところありました。
「Lenovo Go USB Type-C ノートブックパワーバンク 20000mAh」です。
「Lenovo GO」とはパソコンメーカーの「Lenovo」がモバイルパソコン用の周辺機器ブランドとして新たに立ち上げたブランドです。
そしてこの製品は名前にある通りノートブック(パソコン)向けであり、20,000mAhの大容量バッテリーです。
そして最大65Wの給電が可能であり電源環境がない場合でもノートパソコンやスマートホン等のバッテリー残量を気にせずに使用することが可能です。
出力ポートも内蔵するUSB Type-Cケーブルが1つ、USB Type-Cポートが1つ、USB Type-A ポートも1つと最大3台のデバイスに給電が可能です。
パワーパススルーにも対応しているので本製品を充電しつつ接続したノートパソコンに対しても給電します。
そして面白いのがUSB Type-Cケーブルが内蔵されていて余計なケーブルを減らすことが出来ます。
ケーブルについては「内蔵」と言うよりも「巻き付いている」と言うのが正しいと思いますが便利には違いありません。(ケーブルの長さは43.5cm)
バックは「PeakDesign トラベル バックパック 30L」です
一つ一つの機材は小型軽量とは言えどもまとめるとそれなりの重量(4~5kg)になります。
自分で言うのもなんですが腕力には自信はありませんので手持ちのバックではなくバックパックにします。
選んだのはカメラバックで有名な「PeakDesign」の製品ですが、人気の「エブリデイ バックパック」は人とは違うものを持ちたいという天邪鬼な性格からパスしました。
トラベルバックパックなのでカメラバックの様に内室に仕切りはありません。
ですのでカメラを収納するために同社製の「カメラキューブ」スモールサイズを同時購入しました。
ミラーレスカメラに標準ズームレンズを装着した状態でも収納可能です。
流石に一体感がありバックの中にぴったりと収納出来ます。
そしてこれまで紹介した全ての機材を収納して背負ってみました。
出張ライブ配信時もそれほど広いスペースは必要ありません
上の画像は自宅ですが実際の出張ライブ配信時もこのような感じになります。
機材を載せている面積は幅60cm×奥行40cmとかなり狭いですがノートパソコンが小型なのでそれ程広いスペースは必要ありません。
やろうと思えばノートパソコンとカメラは手に持って歩きながらのライブ配信も可能です。
上は2022/09に実際にやってみた動画です。
次回の出張ライブ配信をどこでやろうか楽しみです
この記事の執筆時期は冬場ですがこれからは春に向かって天候も穏やかとなりますから屋外でのライブ配信をどこからやろうか計画を練っているところです。
その時にはYouTubeのリマインダー機能を利用していただけると配信前に通知が届きますのでご興味を持っていただいた方はYouTube寺田部チャンネルの登録をよろしくお願いいたします。
それでは今回は長文にお付き合いいただきありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう。
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